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  「もう牛を食べても安心か」読了

読了しましたよ。

人間の体を分子生物学的視点で見た際の仕組みや、狂牛病のメカニズム、狂牛病に対する国の姿勢や、世界的な動向なんかがすごくよく描かれています。

そもそも内閣府直轄の食品安全委員会が設置されたのは、狂牛病を始め、O157、食品偽装・偽表示など食の安全に対する国民の不信感が高まったことに答えるためのものであったはずだが、ふたを開けてみると委員会の機能は、消費者の立場に立つというよりは、むしろ行政の立場に立って政治判断を正当化するためのものであることが明らかとなった。

本来国民を守るための組織がそうでなくなっているのは、今話題の薬害事件でも然り。徹底した国民の目からの監視が必要なわけですね。

ほかに、リスク分析の手法が、本質的に如何に政治的で強引な手法なのかについて述べられていたりして、非常に面白かったです。物事の本質を探るということは困難だけど、大切ですね。

引用してリスク分析を用いた、それらしい簡単な例!↓

食品安全委員会の専門調査会は、汚染された狂牛病の肉を食べて死ぬ人間を最大0.9人と見積もったらしいです。一方、フグの毒に当たって死ぬ人間は、今でも年間数10人いるんだそうな。だからリスクの大きさから考えると狂牛病はそもそもそれほど心配すべき問題ではない!特に危険と言われている(これも怪しいんだけど)危険部位の除去を行えばリスクはなおさら低減する。問題はナシだ!という結論を出す。こういう議論なわけです。

これに「確かに……そうですね!^q^」と納得しちゃったらマズいわけです!

あなたは反論できますか?

 

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コメント

リスク許容度の違いかな? フグの場合、危険を承知して食べるけど、牛肉はそうではない。その2つを比較するのは適切ではないということでしょうか?

だからといって、リスク評価の有用性を否定するのは言いすぎだと思う。適切な比較対象を持ってこなければならないという使い方の問題。

さすがですな!観点鋭い!

この場合、単純な1つのパラメータに抽象化して比較してるのよね、乱暴すぎw 比較要因はほかにもあるけど、政治的なおもわくのもとそれを敢えて見えなくするのは怖いなーと思ったス♪
この本の、このケースに関する考えは、もうちょい後に書くね^^

本を人に貸しちゃって、どんな観点でこの本が書いていたか忘れちゃった・・!><あはっ!すまん!
まぁおおまかに思い出しながら書くと、この例ってのはリスク評価の有用性を否定したわけではないのよ。
リスク評価ってのはツールのひとつでしかないわけであって、それを使う人間には思惑があるってわけですね。つまり妥当な結果を出すことにも使えれば、都合の良い結果を出すことも可能だということ。
付け加えが遅くなりすまんー^q^

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